モデリング時の注意事項

  ラジオシティを使用して、レンダリングする場合には、モデリング時からいくつか注意しないといけない点があります。

 

 

作成するオブジェクトの大きさを正しく設定する

ラジオシティでは基本的にフォトメトリックライトを使用する事になります。そのフォトメトリックライトを使用する際には、シーン全体の単位設定からオブジェクト一つ一つの大きさの設定を、現実的に作成していく必要があります。そうしないと、期待するイメージを作成する事はできません。

 

オブジェクト同士の配置を正しく行う

  ラジオシティを使用するしないにかかわらず、シーンにあるオブジェクトを正しく配置するのは当然の事なのですが、ラジオシティを使用する場合は、配置が少しずれても光漏れなどの現象が非常に目につきやすくなります。

 

↓光漏れの例1:玄関の扉に隣接する壁と天井部分の隙間から光が漏れています。

  ラジオシティではこのような光漏れなどが発生してしまった場合に、わざわざ再配置しなくても、レンダリング処理において”間接光をリギャザリング”する事によって目立たなくする事が可能です。しかし、その機能に頼ることなく、光漏れなどが発生しないように、モデリング段階から気を配ることも大切なのだと思います。