ラジオシティのアルゴリズム

ここでは3ds Maxのラジオシティを具体例にして、ラジオシティのアルゴリズムの概要を勉強していきます。3ds Maxでのラジオシティ計算は、基本的にレンダリング前に行われます。

STEP1

ラジオシティ処理パラメータロールアウトの「続行」ボタンを押すと、ラジオシティエンジンにシーンの各種情報が渡されます。

STEP2

各オブジェクトが、グローバルサブディビジョンの設定もしくは、オブジェクト固有の設定に従って分割されます。分割されたオブジェクトのメッシュの面ひとつひとつを要素とよびます。

STEP3

ラジオシティ処理パラメータロールアウトの初期品質のパーセンテージに基づいて、一定量のレイが放出されます。レイがシーン内でランダムに跳ね返り、そのエネルギーが各メッシュ(要素)に蓄積されます。

  反復によるリファインを設定した場合には、エネルギーが蓄積さらたメッシュ毎に再度光を収集します。これにより、ランダムに蓄積された各メッシュのエネルギーが補正されます。

STEP4

各要素に蓄積された光エネルギーがもっとも近い頂点に伝達され、ビューポートが更新されます。